自己肯定と自己批判の本質メタ認知シリーズ ── 全 10 回
「自己肯定感」という言葉が日本社会に定着して 30 年。その源流である米国では、すでに 2003 年の Baumeister メタ分析以降、self-esteem 一辺倒の見方は大きく修正されました。本シリーズは、自己肯定の限界、自己批判の構造、そしてその両方を超える self-efficacy (自己効力感) と self-compassion (自己慈悲) という二輪を、心理学・哲学・実践の三層で解きほぐします。製薬・資材審査の現場で、過信と過剰指摘の二つの罠から自由になるための知的装備として。
全 10 回の構成
- 第1回「自己肯定感」という言葉の落とし穴 ── ポジティブ心理学とその限界
- 第2回自己批判の構造 ── フロイトの超自我から Brené Brown のシェイム研究まで
- 第3回健全な自己批判 vs 病的な自己批判 ── どこで線を引くか
- 第4回自己肯定の 3 つの誤解 ──「いつもの自分でいい」「失敗してもいい」「比較するな」
- 第5回仏教の中道 ── 自己肯定でも自己批判でもない第三の道
- 第6回アドラー心理学の課題分離 ── 他者の評価から自分を切り離す
- 第7回Stoics と現代の自己受容 ── 変えられないことと変えるべきこと (準備中)
- 第8回Calibration ── 自己評価の精度を高める実践 (準備中)
- 第9回失敗の振り返り ── 自己批判ではなく「次の行動」につなぐ (準備中)
- 第10回メタ認知の到達点 ── 自己肯定と自己批判を超えた「観察者」としての自己 (準備中)