01迷ったらモデル選択は Auto のまま使う確認済
Copilot Chat の既定は Auto で、プロンプトに応じて使うモデルを自動で切り替える。手動で Quick response(速さ優先)と Think deeper(推論優先)を選べる。
- Copilot Chat 画面右上のモデル選択を開く
- 日常の質問や下書きは Auto のまま使う
- 定型的な短い質問で速さを優先するときは Quick response を選ぶ
- 複数資料の比較や計画づくりなど手順の多い依頼は Think deeper を選ぶ
- 結果が期待と違うときは同じプロンプトで別のモードを試し、違いを記録する
(Think deeper を選んだうえで)添付した3つの社内資料を比較し、相違点を表にまとめてください。各行に根拠となる資料名と該当箇所を付けてください。
Auto ではどのモデルが回答したかが記録されない場合がある。Microsoft は Microsoft 365 Copilot を Microsoft Copilot に改称しており、画面と文書で名称が混在する。Excel の Copilot ではモデル選択は現在のセッションだけに適用され、アプリを閉じると既定に戻る。
出典の該当箇所
Users can select different models using the model selector at the top right of the UI. By default, Copilot uses a real-time router to adjust the underlying model it uses based on your prompt.
02管理センターでAnthropicモデルを有効化する手順確認済
地域により既定オフのAnthropicモデルは、管理者が管理センターの操作で有効化し、対象ユーザーを選べる。
- Microsoft 365管理センターで[Copilot]>[Settings]>[View all]を開く
- [AI providers operating as Microsoft subprocessors]を選ぶ
- [Available subprocessors for your organization]でAnthropicを選び保存する
- 対象ユーザーまたはグループを選んで保存する
EU・EFTA・英国は既定オフで、以前オプトイン済みでも再度オプトインが必要になる。設定変更は組織のIT管理者に確認してから行う。
出典の該当箇所
On the AI providers operating as Microsoft subprocessors page, under Available subprocessors for your organization, select Anthropic, and Save.
03データ保持型Anthropicモデルは入出力を最大30日間保持する確認済
Fable 5やClaude Mythos 5などデータ保持型モデルは既定オフで、有効化すると入力・出力を最大30日間Anthropicが保持する。
- 管理センターでAnthropicモデル自体が有効かを確認する
- テナント管理者がデータ保持型モデル用の追加設定を個別にオンにする
- 対象ユーザー・グループを選ぶ
- 製品画面でデータ保持が必要と表示されるモデルかどうかを確認する
この種のモデルはMicrosoftの標準契約(Product Terms/DPA)の対象外で、Anthropicが独立した処理者として別のCommercial Terms of ServiceとData Protection Addendumに従う。社外秘・患者関連情報を扱う前にIT・法務に確認する。
出典の該当箇所
This means that Anthropic (not Microsoft) stores most inputs and outputs for up to 30 days before deleting them.
04提供元ごとのデータ処理範囲の違いを押さえる確認済
Anthropic モデルは EU データ境界と国内処理の約束の対象外。OpenAI が運用するモデル(サブプロセッサー経由)は EU データ境界に含まれるが、国内処理の約束の対象外。Microsoft がホストするモデルは既存の約束が適用される。
- 自社が国内でのデータ処理を契約や社内規程の条件にしているかを情報システム部門に確認する
- 条件がある場合、Anthropic モデルと OpenAI 運用モデルの扱いを社内規程に書く
- 管理センターの AI providers operating as Microsoft subprocessors で、提供元ごとに対象ユーザーを設定する
- Copilot Studio のモデル一覧で cross-geo 表示のモデルを確認する
OpenAI 運用モデルは2026年7月24日から、対象の商用顧客で全ユーザーに既定で有効(無効化は No users を選ぶ)。OpenAI 運用モデルには FedRAMP High、PCI DSS AOC、HITRUST CSF、SOC 1 Type 2 が提供されないと記載されている。
出典の該当箇所
Anthropic models deployed in Microsoft offerings such as Microsoft Copilot, Researcher, Copilot Studio, Power Platform, and Copilot in Microsoft 365 apps are currently excluded from the EU Data Boundary, and when applicable, in-country processing commitments.
05Researcher で Claude を選ぶ確認済
Researcher エージェントはウェブと社内の情報を集めて要約し、Claude を含む複数のモデルに対応する。Claude を使うには Microsoft Copilot のライセンスと、管理者による Anthropic の許可が必要。
- Microsoft Copilot アプリ(デスクトップまたは Web)にサインインする
- Chat の Agents から Researcher を開く
- モデルのドロップダウンから Claude を選ぶ
- 調査の目的・対象期間・使ってよい情報源をプロンプトに書く
- 出力の参照先を開き、引用した内容が元資料と一致するか確認する
2026年に公表された〇〇領域の国内外ガイドラインの改訂点を調べ、改訂日・発行主体・主な変更点を表にしてください。各行に出典URLを付け、確認できなかった項目は「未確認」と書いてください。
出典の取り違えや要約の誤りが起こりうるため、社外に出す前に原典を確認する。Researcher と Analyst は Copilot のコア機能扱いで、エージェント向けの設定の対象外。止める場合はテナント全体でブロックする。
出典の該当箇所
Your admin must first allow access to Anthropic AI models in the Microsoft 365 admin center before you can use Claude in Researcher.
06Cowork はモデルの説明と作業量(effort)で選ぶ確認済
Copilot Cowork のモデル一覧には Microsoft の用途説明が付く(例:Opus 5 は複雑で重要度の高い作業向け、Claude Sonnet 5 は日常作業と速い応答向け、GPT 5.6 Sol は難しい作業向け)。effort の既定は Medium。
- 通常は Auto のままにする
- 下書きや簡単な調べものは日常作業向けと説明されたモデル(Claude Sonnet 5 など)を選ぶ
- 重要度の高い複数手順の作業は、説明が complex, high stakes work(Opus 5)や hard work(GPT 5.6 Sol)のモデルを試す
- effort は Medium から始め、深い分析が必要なときだけ High 以上にする
- 会話に表示されるモデルバッジで、どのモデルが回答したかを確認する
effort を上げると応答が遅くなり、クレジット消費が増える。Cowork で Anthropic モデルを止める設定はテナント全体単位で、一部のユーザーだけに許可することはできない。Claude Fable 5.1 はデータ保持の扱いを確認してから使う。
出典の該当箇所
Copilot Cowork ships with several models so you can match the model to the work. Most of the time, leave the picker on Auto so Cowork can choose the model for your task.
07Copilot StudioでClaude Sonnet 5が正式利用可能に確認済
Copilot Studioでエージェントのプライマリモデルとして、Claude Sonnet 5とGPT-5.5 Chatが一般提供された。
- Copilot Studioでエージェントの設定を開く
- プライマリモデルの選択肢からClaude Sonnet 5またはGPT-5.5 Chatを選ぶ
モデル間の性能差は本文に記載がないため、業務要件に合わせて実際に試してから選ぶ。
出典の該当箇所
Choose from more models. Claude Sonnet 5 and GPT-5.5 Chat are now generally available as primary models, giving you more options to match model capabilities to your agent scenario.
08どのモデルが回答したかを監査ログで確かめる確認済
Microsoft Copilot と Copilot Chat の監査ログには、要求を処理したモデルの提供元とモデル名が記録される。Auto を選んだ場合は記録されないことがある。
- Microsoft Purview ポータルで Audit を開く
- 操作名 CopilotInteraction で検索し、結果をエクスポートする
- ModelTransparencyDetails の提供元とモデル名を確認する
- 作成記録を残す必要がある文書では、Auto ではなくモデルを明示して選ぶ運用を検討する
Auto の場合や社内モデルが使われた場合は、提供元とモデル名が記録されないことがある。Cowork は現在、提供元の詳細を表示しない。
出典の該当箇所
Audit logs for Microsoft Copilot and Microsoft Copilot Chat include the model provider and model name when a request is processed. This information can help support auditing, compliance, and governance requirements in organizations that enable multiple model providers.
09API の仕様表は Copilot 内の上限と分けて読む要確認
Anthropic は API 利用者に、迷ったら Claude Opus 5 から始めるよう案内し、文脈長を100万トークンと記載している。OpenAI は GPT-6 Astra と GPT-5.6 Sol/Terra/Luna を掲載している。これは API の仕様で、Copilot 内で扱える文書量を示すものではない。
- モデル名は各社の公式ページ(Anthropic の Models overview、OpenAI の Models)で確認する
- Copilot 内の表示名(例:Opus 5、GPT 5.6 Sol)と API のモデル名を対応づけて記録する
- 長い資料を扱うときは、Copilot 側のファイル上限などを Microsoft の文書で別に確認する
- 同じ資料と同じプロンプトで2つのモデルを試し、正確さを原典と照合して社内で比べる
要確認:今回確認した Microsoft の文書では、Copilot 内でモデルごとに扱える文脈長は公表されていなかった。ここではベンチマークの優劣は扱わない。Anthropic の案内は API 向けの説明である。
出典の該当箇所
If you're unsure which model to use, start with Claude Opus 5 for most workloads. Use Claude Fable 5.1 for demanding reasoning and long-horizon agentic work, or when your evals on Claude Opus 5 at higher effort still fall short.
10GPT-5.6 は優先モデルとして自動で使われうる確認済
Microsoft は GPT-5.6 を Microsoft 365 Copilot の優先モデル(preferred model)とし、Copilot が適すると判断したときに自動で使うと説明している。モデル選択がある画面では手動でも選べる。
- Word・Excel・PowerPoint・Chat・Cowork のモデル選択に GPT-5.6 が表示されるか確認する
- 表示されない場合は、地域とテナント設定による展開状況を管理者に確認する
- OpenAI 運用モデルを使わない方針の場合は、管理者が AI providers operating as Microsoft subprocessors で OpenAI を No users にする
Copilot Chat の「GPT-5.6」表示が API の Sol・Terra・Luna のどれに当たるかは、今回確認した文書では明示されていない(Cowork では GPT 5.6 Sol と GPT 5.6 Terra が別々に表示される)。Microsoft は OpenAI のモデルを API 経由でも直接使うと説明しており、その部分は OpenAI をサブプロセッサーとする扱いになる。
出典の該当箇所
OpenAI and Microsoft partnered together to optimize GPT-5.6 for knowledge work across Microsoft 365 apps and make it the preferred model for Microsoft 365 Copilot.
11Grok モデル追加はまず管理者設定を確認する(既定オフ)確認済
Copilot に SpaceXAI の Grok モデルが Microsoft Frontier Program 経由で追加された。利用には管理者が設定を有効化する必要があり、既定では無効。
- 組織が Frontier Program の対象か確認する
- 管理者が Grok モデル利用の管理設定を有効化する(既定は無効)
- SpaceXAI が Microsoft のオンラインサービス subprocessor リストに追加されている点を確認する
- Word・Excel・PowerPoint での限定リリースであることを確認してから利用者に案内する
EU・EFTA・英国の Frontier 顧客はプレビュー期間中 Grok を利用できない。管理者はどのモデルにデータを渡すかを事前に確認し、有効化は組織の判断で行う。資材関連の出力に使う場合も、最終判断は社内審査手続と担当者が行う。
出典の該当箇所
Access to SpaceXAI models is managed through a dedicated administrative setting that is disabled by default. Organizations that want to use these models enable the setting first, and administrators keep transparency and control over the data processed by SpaceXAI models in supported Copilot experiences. Access to Grok models is rolling out through the Microsoft Frontier Program in Microsoft Word, Excel, and PowerPoint.
12用途で選ぶ:Deep/Auto/Generalタグの使い分け確認済
Copilot Studio のモデルには[Deep][Auto][General]のタグが付き、用途に応じて選べる。複雑な多段階推論には[Deep]、混在した問い合わせには[Auto]、日常的な下書き・要約には[General]が向く。
- エージェントの想定業務を確認する(複雑な多段階分析か、幅広い問い合わせか、日常的な下書き・要約か)
- 契約書やポリシー文書の分析、複数システムにまたがるトラブルシューティングには[Deep]タグのモデルを検討する
- 問い合わせ内容が混在するヘルプデスク的なエージェントには[Auto]タグのモデルを検討する
- 下書き・書き換え・要約・翻訳・簡易な自動化には[General]タグのモデルを検討する
- レイテンシとコストは[Deep]が最も高く、[General]が最も低い点を踏まえて選ぶ
モデルの強み・レイテンシ・コストの比較は本文(Microsoft Learn)の記載に基づく。実際の応答品質は業務内容で変わるため、審査・薬事関連の重要な判断には人による最終確認を行う。
出典の該当箇所
Models are optimized for different purposes. Your agent can perform better when you choose a model with the strengths that fit your agent's purpose. For example, an agent that makes complex decisions can benefit from a deep model, while an agent expected to talk about a wide range of topics could use a general model.
13エージェントの既定モデルを[Overview]から切り替える確認済
エージェントは既定モデルで動くが、[Overview]ページの[Model]セクションから主要モデルを選び直せる。実験的モデルと本番向けモデルはいつでも切り替えられる。
- エージェントの[Overview]ページを開く
- [Model]セクションで、エージェントの主要モデルを選択する
- 必要に応じて実験的モデルと本番向けモデルをいつでも切り替える
実験的・プレビューモデルは本番利用が推奨されておらず、品質や可用性にばらつきがある。公開後に利用があれば通常料金で課金される点にも注意する。
出典の該当箇所
Your agent starts with a default model optimized for most scenarios. To change your agent's model: Go to your agent's Overview page. In the Model section, select your agent's primary model. You can switch between experimental and production models at any time.
14Copilot Studioのモデルは公開区分で扱いが変わる確認済
Experimental・Preview・GA・Default・Retiredの区分で本番利用の可否が決まり、既定モデルが替わっても旧モデルは1か月使える。
- エージェントのOverviewページでモデル一覧の区分タグを確認する
- ExperimentalとPreviewは検証用途に限り、本番のエージェントには使わない
- Defaultは既定の最良GAモデルとして自動的に切り替わることを踏まえる
- 既定から外れてRetiredになったモデルは1か月以内に切り替えを済ませる
ExperimentalやPreviewのモデルは組織の地理的境界外でデータが処理・保存される場合がある。公開済みエージェントで使われると通常料金が課金される。
出典の該当箇所
You can still use the retired model for up to one month after retirement.
15外部モデルの利用には管理センター2か所の設定が必要確認済
Anthropic・xAI・Mistralなど外部モデルを使うには、Power Platform管理センターとMicrosoft 365管理センターの両方で許可を出す必要がある。
- Power Platform管理センターで対象の環境または環境グループの外部モデル設定をオンにする
- Microsoft 365管理センターでプロバイダーごとにアクセスを許可する
- プレビュー/実験的モデルの許可設定とは別枠であることを確認する
プレビュー/実験的モデルの許可設定と外部モデルの許可設定は独立して効くため、片方だけ許可すると意図しない組み合わせで使えてしまう場合がある。
出典の該当箇所
Turn on external models in Power Platform admin center for the environment or the environment group.
16Grok-4.1 Fast(非推論版)は本番利用が推奨されていない確認済
Microsoftの安全性評価でGrok-4.1 Fast(非推論版)は他モデルより不整合が大きく、有害コンテンツ生成のリスクが高いとされる。
- モデル一覧でGrok-4.1 Fast(非推論版)がExperimentalタグであることを確認する
- 本番のエージェントには選択しない
- 検証で使う場合はxAIのAcceptable Use Policyも確認する
セーフティ・ジェイルブレイクのベンチマークで他モデルより低いスコアとされる。医薬品情報・資材関連の用途では選ばない。
出典の該当箇所
Microsoft's safety and responsible AI evaluations found Grok-4.1 Fast (Non-Reasoning) to be less aligned than other models evaluated resulting in (i) higher risks that the model will produce potentially harmful content and (ii) lower scores on safety and jailbreak benchmarks.