AIが解く世界の難問 · 医学・創薬 · Nature (computational biology) · 2026-10-16
基礎モデルを用いた外科切除断端の自動描画(インクを使わない方式)
原題: Autonomous labeling of surgical resection margins using a foundation model

病理標本では切除断端の評価が重要だが、手作業のインク付けによる誤りや、組織の収縮・変形、焼灼による損傷が判定を妨げる。本研究では、凍結した基礎モデルを特徴抽出器に用い、小規模な多層パーセプトロンで切除断端を全スライド画像上に示す「仮想インキングネットワーク(VIN)」を提案した。未見の組織ブロック由来の20枚のスライドで検証したところ、領域単位の精度は約73.3%で、専門家の注釈と質的に整合する断端マップが得られた。研究は概念実証の段階であり、より大規模な臨床データでの検証が必要だとされている。