今日の AI ── 日本と世界 · 2026-10-27
AI法の見直し議論と国産AI開発、企業の体制づくりが進む
毎日 現地時間 06:00 に公開 (Asia/Tokyo)
日本の AI
今回の中心は、国の制度と国産AIの動きです。AI法の見直しを議論する有識者の作業部会が立ち上がり、リスクへの備えと罰則規定が焦点になっています。
開発の側では、サカナAIが防衛やサイバーに使う国産AIの開発に乗り出します。PFNとTenstorrentは、生成AI向けプロセッサーを共同で開発します。
企業では、JBCCホールディングスが推進体制を改めました。日本総研はプリファードの国産AIを金融システム開発に取り入れます。
政府・政策・規制
AIのリスクへの備えを強めるため、法改正も視野に入れた作業部会が始まりました。罰則規定をどうするかが論点で、事業者にとってはルールの行方が気になる段階です。
- AIリスク対処へ管理強化 法改正も視野に有識者の作業部会立ち上げ [AIの時代] 朝日新聞 · 10-26 20:45
研究・技術
国産のAIと、それを動かすプロセッサーの開発が並んで進みます。サカナAIは、米国や中国への依存のリスクをなくす狙いを掲げています。
- PFNとTenstorrent、光電融合技術を使う生成AI向けプロセッサーを共同開発へ NEDO事業に採択 Ledge.ai · 10-26 10:08
- サカナAIが国産AI開発へ 防衛・サイバーに活用、米中依存リスク排除 日本経済新聞 · 10-26 19:23
産業・企業
国産AIの導入と、社内の推進体制の整備が同時に進んでいます。JBCCは新しい統括の役職と部を置き、日本総研は金融システム開発に国産AIを使います。安田倉庫は生成AIの利用者率が34.6%に達し、AIエージェントの試験も始めました。協栄情報は導入から本番運用までの支援が認められ、認定を取得しました。
- プリファードの国産AI、日本総研が導入 金融システム開発で活用 日本経済新聞 · 10-26 05:00
- JBCCホールディングス[9889]:JBCC、AI駆動開発の推進体制を改編し「AI戦略統括」を新設 2026年10月26日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL 日本経済新聞 · 10-26 11:30
- 安田倉庫の生成AI利用者率が34.6%に達する。AIエージェントの試験活用も開始 マイナビニュース · 10-26 14:15
- プレスリリース:協栄情報、生成AIの導入から本番運用までを支援する技術力と実績が認められ、「AWS AI Services コンピテンシー」を取得(PR TIMES) 毎日新聞 · 10-26 09:22
仕事と社会
AI時代の新人教育や人事の仕組みづくり、今後1〜2年の変化が話題です。現場は試行錯誤を続けながら、働き方の見直しを進めています。
- AI時代の新人教育 18社の試行錯誤 日経クロステック · 10-26 17:00
- 生成AIで人事を仕組み化、中小企業向け新刊発売 Koubo · 10-27 00:04
- 「データ整備でコスト3倍」から「オフィススイート市場再編」まで――AIがもたらす1~2年の変化 ITmedia · 10-26 12:00
- AI時代のWindows業務開発の過去未来(1) 『ニンゲツを終わらせろ!』【生成AIストリーム】 窓の杜 · 10-26 18:47
医療・健康
倉敷中央病院で、医療現場の人が主役となってAIを使う取り組みの会が開かれました。
- 【開催報告】倉敷中央病院と医療現場が主役となる「生成AI×市民開発」の祭典『せとうちMED Innovationカンファレンス』をSUNABACOと共催 山陽新聞 · 10-26 12:10
今後の注目
- AI法の見直しで、罰則規定がどう決まるかを見守りたいところです。国産AIの開発と、企業の導入がどこまで広がるかにも注目です。
世界の AI
AI導入の見返りと人の居場所
Comcastはブロードバンド契約の減少を受け、窓口業務をAIエージェントに移して人員を減らすと伝えられている。一方でApolloは、AIによって米企業に財務上の見返りは生まれていないと指摘している。人を減らす決定が成果の確認より先に動くとき、仕事や判断、言葉、信頼は静かにAIの側へ寄っていく。この半日に並べた記事は、行政の審査、警察、選挙、教育、専門研究と場面こそ違うが、同じ一点で読者に判断を求めている。AIを入れるかどうかよりも前に、入れた後に生じる負担と責任を、誰が引き受ける設計になっているのかということだ。
Comcastはブロードバンド契約が14.4万件減ったことを受け、窓口業務をAIエージェントに移して人員を削減すると伝えられている(TechSpot)。TechStoryも、契約減とAIの普及を理由に挙げ、大規模な人員削減に踏み切る見通しだと報じた。削減の根拠は二つある。契約者が減ったことと、窓口をAIに任せられることだ。ただし、AIに任せた後でコストや顧客対応がどう変わるかは、これらの記事からは読み取れない。一方でApolloは、AIによって米企業に財務上の見返りは生まれていないと指摘している(Business Insider)。人を減らす決定が、成果を確かめる前に動いている可能性があるということだ。
- Apollo「AIで米企業に財務上の見返りゼロ」 Business Insider
- JPMorganのプライベートバンク、AIで顧問の業務を効率化 Bloomberg.com
- NTUCとKPMG、AI導入を雇用の質向上につなげる人材変革プログラム NTUC UPortal
- Comcast、ブロードバンド14.4万件減 AIエージェントに窓口を移し人員削減へ TechSpot
- ベルリンでAIによる心理療法は使うべきか The Berliner
- Medicaid、AIによる自動支払い審査のリスクと5つの対抗策 HomeCare
- 米中のAI競争、各国は対立する技術圏の間で難しい選択に Seeking Alpha
- ネタニヤフ首相、テルアビブ核爆発のAI生成画像を投稿 選挙2日前 The Jerusalem Post
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