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ADIPEC 2026がアブダビで開幕、過去最多の23万9000人が参加

IndexBox · 11/03 13:54 UTC

ADIPEC 2026は11月2日にアブダビで開幕し、170カ国超から過去最多の23万9000人が参加した。Sultan Al Jaber氏は供給網の混乱を受け、エネルギーの強靱性に向けた5つの優先課題を示した。Sam Altman氏はAIがエネルギー需要に与える影響に触れ、閣僚や経営トップは地政学的な不確実性の下でのエネルギー安全保障を議論した。

アブダビで11月2日、エネルギー業界の大型会議ADIPEC 2026が始まった。4日間の日程で、主催はADNOC。原文によれば参加者は170カ国超から約23万9000人が見込まれ、過去最大の規模となる。開幕式にはOpenAIのSam Altman氏も登壇し、AIとエネルギーの関係が語られた。

何が行われたのか

会議はUAE大統領の後援のもと、アブダビで開かれている。初日は供給網の強化、知能化されたエネルギーシステム、投資の呼び込み、そして手頃な価格で安定したエネルギーを支える連携が主な議題になった。

基調講演に立ったSultan Al Jaber氏(UAEの産業・先端技術相で、ADNOCのグループCEO)は、この1年の大きな混乱で世界の供給網のもろさが露わになったと述べた。ホルムズ海峡の混乱以降、約10億バレルの原油が備蓄から取り崩されたという数字も挙げている。

Al Jaber氏が挙げた5つの課題は何か

同氏が示したのは、手に入る供給、確実な販路、運用の知能化、投資家の信頼、人への投資の5点である。供給については、戦略備蓄や製品在庫の積み増し、消費地に近い場所での柔軟な精製能力を挙げた。

運用面では、自動化からさらに進んで、リスクを先読みして1バレル当たりのコストを下げる仕組みへ移るべきだと話した。資金面では、政策が信頼を生み、金融が動きを速め、保険が貿易を止めない役割を担うと整理している。人については、システムは責任を負えないからだと説明した。

UAEが最近の市場の混乱を乗り切れた理由として、危機の最中の対応よりも、長期の計画と投資を挙げた点も目を引く。ADNOCがAIを組み込んだ一貫した運営モデルをめざしているとも語った。

AIはエネルギーとどう結びつくのか

Altman氏は、AIがエネルギー分野を変える機会であると同時に、電力消費を押し上げる要因でもあると位置づけた。効率や信頼性の向上、材料開発や科学研究の後押しが期待できる一方、AIの急速な広がりには大幅に多くのエネルギー供給が必要になる、と注意も促した。UAEが政府と産業の両方でAIの導入に積極的だとも評価している。

これは筆者の見方だが、AIを使う側のエネルギー需要と、AIでエネルギーを管理する側の期待が、同じ場で語られたこと自体が、両者の距離が縮まっていることを示している。

ほかに何が議論されたのか

開幕後の閣僚パネルでは、UAEのエネルギー・インフラ相とナイジェリアの石油資源担当国務相が、安定供給の確保策を語った。UAE側は、予備の供給力を増やし、途絶に備える安全策を重ねること、そこに技術とAIを活用することを挙げた。続くCEOのパネルでも、混乱を吸収できる体制づくりが話し合われた。原文はここで途切れており、その先の内容は分からない。

AIの電力需要と、AIによる効率化は、どちらが先に社会へ現れるだろうか。

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