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AI資金調達、南アがエジプトを上回る 1件の大型案件が要因

iAfrica.com 🔗 共有用URL 11/04 15:54 UTC 🔗 共有用URL リビアの石油産業、AIとデジタル人材で革新を探る — Devdiscourse · 11/04 10:23 UTC

南アフリカのAIスタートアップが今年これまでに開示したAI中核分野の資金調達額は約5500万ドルで、エジプトの2200万ドルの2.5倍近くに上る。

南アフリカのAIスタートアップが今年これまでに開示した中核AI分野の資金調達は約5500万ドルで、エジプトの約2200万ドルを2.5倍近く上回った。ただしこの差は、サンフランシスコに本社を移した1社の大型調達に大きく支えられている。データはLaunch Base Africaが案件単位でまとめたものだ。

何が集計されたのか

Launch Base Africaの案件データによると、南アの首位は臨床AI企業Healthleapの3800万ドルの調達である。同社は南アで創業され、現在は米サンフランシスコに本社を置く。出資者はSequoia Capital、First Round Capital、Hummingbird Venturesだ。

この案件を除くと南アの合計は約1700万ドルになり、エジプトを下回る。ほかの南アの案件は、AI Diagnosticsが475万ドル、Refiant AIとCueがそれぞれ500万ドル、Verascientが120万ドルである。

エジプトはどう違うのか

エジプトの調達額は小さいものの、広く分散している。最大はローン審査の判断を銀行向けに提供するSynapse Analyticsで、Partech主導の1300万ドルだった。ほかにも教育、ヘルスケア、金融などの小規模な案件が並ぶ。

投資家の顔ぶれも異なる。南アの大型案件は海外の大手VCが主導し、エジプトは地域や中東に軸足を置くファンドが主導している。政策面では、エジプトが2025年1月に公表した第2次AI戦略に、2030年までのAI関連の対GDP寄与7.7%、AI人材3万人、スタートアップ250社以上、アラビア語の基盤モデルといった数値目標がある。南アの2024年の枠組みは権利を重視する内容で、同様の産業目標は置いていない。

アフリカ全体では何が見えるのか

アフリカ全体で、開示されたAI案件は33件、約9300万ドルだった。追跡対象の案件の約7件に1件にあたる。Healthleap単独で開示AI資金の41%、上位5件で74%を占め、集中度は極めて高い。南ア、エジプト、ケニア、ナイジェリアで約97%を占め、ナイジェリアは2%にとどまる。

資金を得た企業の約3分の2は、医療記録、銀行、教育、農業など既存分野にAIを応用している。データ上、基盤モデルの開発企業はない。調達額の中央値は約190万ドルで、純粋なAI企業のシリーズBやCはなく、負債による調達もない。

これからの焦点は

地元資本の動きも出始めている。元Vodacom幹部のRomeo KumaloとGil Ovedは2億ドル規模の汎アフリカAIファンドを計画し、Sygnia創業者のMagda Wierzyckaは南アのAI新興企業向けファンドを準備中だ。エジプトではAria Venturesが100万ドルのディープテックファンドを立ち上げた。

Launch Baseは、開示額では南アが上だが、裾野の広さと政策の意欲ではエジプトも同等以上と見ている。どちらも規模を持つ大型のAI企業はまだ生まれておらず、競争の行方は、初期の企業を大陸の外へ伸ばせる成長資金を育てられるかに左右されそうだ。なお、OECDのデータでは2025年の世界のAIベンチャー投資は2587億ドルで、アフリカの額とは大きな差がある。

1件の大型案件に頼らず、AI資金が根づく国とはどんな国だろうか。

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